2012年11月～2015年7月、ダイヤモンド社「ハーバード・ビジネス・レビュー」の「グローバル・リーダーはいかにして生まれたか」に連載していた内容に大幅な加筆修正の上、書籍となりました。ソニーを世界が魅了する企業に育てた盛田は、同時にビジョン溢れるリーダーでした。才能ある人材を引きつけ、やる気にさせ、イノベイティブな製品を生み出し続けました。いまこそ、盛田昭夫のリーダーシップに学ぶべき時代ではないでしょうか。

日本人が目指すべき英語がここにある！　決して流暢な英語ではない、しかし聴衆の心を掴んで話さなかった盛田昭夫の英語スピーチ。「プレゼンの名手」と称えられた故スティーブ・ジョブズ（アップル創業者）も、盛田昭夫とそのスピーチスタイルに、大きな影響を受けたと言われている。世界を相手に「どんな英語」で「何」を語ったのか？

敗戦後の小さな町工場から、世界ブランドへの飛翔！ その「神話」の陰に、一人の天才経営者がいた。

日本を世界に売り込み、日本人に自信と勇気をくれた永遠のベンチャー精神、モリタ・スピリッツのすべて。

子供のころから偉人なの? そのカゲには“大人の支え”があった……少年少女時代をクローズアップした新しい人物伝!! 人間が仕事する時に大事なものは、明るさと情熱(パッション)だと思います。盛田昭夫は死ぬまでこの2つを持ち続けていました。仕事でも勉強でも思うようにいかないことがあります。その時、顔をしかめたらうまくいくかというとそうはいきません。盛田はどんなことにも明るく前向きに取り組みました。そうすると自然に道は開けてきたのです。もう1つ大事なことがあります。それは好奇心です。これは一体なんだろうとか、どうしてだろうと思う心です。これはビジネスの社会だけでなく、どんな職業につく人にとっても必要でしょう。テープやトランジスタで音が出ることを、ふしぎとも何とも思わない人には、人と違ったアイデアは生まれてきません。人とどう違うかということが、今からの時代には欠かせないのです。この本で盛田の考え方の面白さがわかれば、もう一人の盛田昭夫がみなさんの中からかならず出てくるでしょう。――元ソニー取締役 黒木靖夫事務所代表 黒木靖夫

16歳年長の技術者・井深大、販売の盛田昭夫。二人三脚で築き上げた伝説的な世界企業「ソニー」誕生の秘密。直電をかけまくり、妥協を許さず、徹底した遊びと仕事で磨き抜いた斬新な感性と思考が、人も組織もその気にさせた…。日本を変えた、伝説のカリスマ。即断即決の「盛田スタイル」に学べ。